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小学生が「すぐ諦める」のは性格じゃない ~続かない子に必要な“成功の刻み方”~

・少しつまずくとやめてしまう
・「できない」と決めるのが早い
・挑戦する前から引いてしまう

こんな姿を見ると、
親としては不安になります。

「根気がないのかな」
「努力が足りないのかな」

何度も同じ場面を見ると、
つい
「もう少し頑張ってほしい」
という気持ちが強くなることもあります。

でも、ここで立ち止まって考えたいのは、
“諦める早さ”=性格
と決めてしまっていいのか、という点です。

実はこの行動、
意志や気合いの問題ではないことが多いのです。


脳は「できた感覚」で次の行動を決めている

人の脳は、
「うまくいった」
「少し前進した」
という感覚をもとに、
次の行動を選びます。

これは大人も子どもも同じです。

ただし小学生の場合、
この成功の感覚を細かく拾う力
まだ育ち途中。

大人は、
「途中でも進んでいる」
「前よりよくなっている」
という変化を無意識に補正できますが、
子どもはそうはいきません。

そのため、

・ゴールが遠すぎる
・評価が最後にしか来ない
・途中経過が見えにくい

こうした状況では、
脳は
「やっても意味がない」
「どうせできない」
と判断しやすくなります。

諦めているように見えて、
実は
成功が感じられなかっただけ
というケースは少なくありません。


「最後までやり切る」は、子どもには重たい目標

大人はつい、
「最後までやろう」
「ちゃんと終わらせよう」
と声をかけます。

もちろん、意図は前向きです。

ただ、子どもの脳にとって、
この言葉は
ゴールが遠すぎる指示
になることがあります。

・どこまでできたら合格なのか
・今は途中なのか、失敗なのか
・進んでいる実感があるのか

これが分からないまま進むと、
脳は
「達成できない課題」と判断し、
エネルギーを出しにくくなります。

結果として、
「もう無理」
「やめたい」
という言葉が出てくるのです。

これは甘えではなく、
脳の省エネ反応
とも言えます。


続く子の家庭で行われている“刻み方”

続く子の家庭では、
特別な才能を伸ばしているわけではありません。

違いは、
成功体験の刻み方にあります。

たとえば、

・10問中2問できたら一度区切る
・途中まででも「ここまではできたね」と言葉にする
・結果よりも「さっきより進んだ点」を確認する

こうして、
脳が
「前に進んだ」
「無駄じゃなかった」
と感じる回数を、
意図的に増やしています。

この小さな積み重ねが、
「もう少しやってみよう」
という次の行動につながります。


「ほめているのに続かない」ときに起きていること

「ちゃんとほめているのに、変わらない」
そう感じる親も多いです。

この場合、
ほめ方が悪いのではなく、
ほめるタイミング
合っていないことがあります。

・全部終わった後だけ
・成功したときだけ

だと、
途中で止まった子の脳には
何も残りません。

途中経過で、

「ここまで進めたね」
「前より早く始められたね」

と、
行動の変化を具体的に言葉にすることで、
脳は
「やれば変わる」
と学習します。

これは自信を盛るのではなく、
事実を整理して伝えているだけです。


学校現場でも見える2つの違い

教室でも、
すぐ諦める子と、
粘れる子がいます。

でも観察していると、
能力差というより、
区切りの有無
影響している場面が多い。

教師が
「まずここまでやろう」
「ここまで終わったら一度止めよう」
と区切ると、
動き出す子は少なくありません。

家庭でも同じです。

やり切らせる前に、
区切って終わらせる。

これが、
次につながる終わり方になります。


まとめ:できなかったのは、意志が弱いからではなく

すぐ諦める姿を見ると、
親は
「この先大丈夫かな」
と心配になります。

でも脳の仕組みから見ると、
それは性格ではなく、
成功体験の設計の問題かもしれません。

〇 ゴールを近づける。
〇 途中を区切る。
〇 進んだ点を言葉にする。

ほんの少し設計を変えるだけで、
子どもの行動は、
驚くほど変わり始めます。


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