TeaTime∞

Tea Timeの可能性は無限∞ 

ゼロから生み出す授業作り☆

研究授業

学校によっても様々ですが、

先生たちが一つのクラスに集まって、

授業を見合う場が

一年間に何度かあります。

授業を見たり、

見ていただいたり・・・

大変ですが、

自分の取組を

客観的に見つめ直すよい機会となり、

毎年の実践を大切にしています。

今年は、

12月に行うということで、

準備を進めているところです。

今日は、

【授業を作るポイント】について、

紹介します。

【授業を作るポイント】

①出発点は

 目の前の子ども像

 学年や学級が変われば、

 目の前にいる子どもの実態も

 大きく異なります。

 積極的な子が多いクラス

 消極的だけど優しい子が多いクラス

 元気いっぱいで活気があるクラス・・・

 目の前の子どもたちの実態に

 合わせて、

 授業を通して、

 どんな子どもを育てたいか?

 どんな学級を作っていきたいか?

 を考えるところが

 授業作りの出発点になります。

 

②単元構想を考える

 単元構想とは、

 授業全体の大きな流れです。

 全部で何時間かかり、

 それぞれの時間にどんなことを行うか、

 構想を練ります。

 ここでのポイントは、

 バックワードデザイン

 で考えることです。   

 始めに、

 ゴール(単元の終末の活動)を決めます。

 そこに向けて、

 どんな力を付けていけばよいか?

 そのために、

 どんな活動を組んでいくか?を

 考えます。

 例えば、

 外国語活動の授業では、

 単元の終わりに、

 学んだ英語表現を使って、

 「自分の好きな物を紹介しよう」という

 活動を設定したとします。

 そのためには、

 好きな物を英語で伝える表現に

 慣れ親しむ必要があります。

 歌やチャンツ

 簡単なコミュニケーション活動を設定し、

 「できそう」「できた」を

 積み重ねていきます。

 そして、

 ゴールの活動に向かっていくのです。

 他教科でも同じ事が言えます。

 全体像を俯瞰して捉え、

 一つ一つの活動を

 設定していくようなイメージです。

 

③手だてを考える

手だてとは、

「子どもに○○させたい。

 そのために、教師は△△する」の

「△△する」にあたる部分です。

子どもが

1時間毎の目標(めあて)を

達成していくためには、

教師の仕掛けが必要になります。

教師の仕掛けは、

いろいろな視点から考えます。

例えば、

話し合いを活性化させるために、

全体の話し合いの前に

ペアで話す時間を設定する。

子どもの関心を引き出すために、

予想を立ててから

実験するように促す。

根拠をもとにして

意見を伝えることができるように、

参考となる資料を

いくつか用意しておく。

のように、一時間の中で、

教師の仕掛けを

散りばめていきます。

 

④PDCAサイクルを

 回す

P(Plan)・・・計画

D(Do)・・・実行

C(Check)・・・評価

A(Action)・・・改善

学習指導案」という計画書が完成し、

さぁ、いよいよ実践!

しかし、

やってみると予想と違って、

子どもの反応が・・・

興味を示す方向が違う?!

など、微妙なズレが起こることがあります。

そんな時は、

「子どもの思考」が

最優先です。

なぜなら、

計画通りに行うことが

全てではないからです。

その都度、

目の前の子どもの反応、様子を

捉えながら、

計画案を改め、改善し、

ゴールに向かって

進めていくことが大切です。

よくやってしまう失敗は、

子どもが

置いてきぼりになる授業です。

教師の意図が明確なのはよいですが、

肝心の主役である

子どもの心が追いついていない状態・・・

このまま突き進んでも、

残るのは、モヤモヤだけ・・・

時に立ち止まって、

子どものやりたい事を

十分な時間をとって

やってみることも大切です。

もっと話し合いたいなら、

話し合いの時間を取ればいい・・・

練習の時間が足らないなら、

1時間だけ時間をとって

精度を上げる・・・

こうして、

柔軟に活動を組み替えながら、

ゴールを目指していきます。

 

授業は、生きている

何年経験しても

うまくいかないことも多いですが、

目の前の子どもとの

やり取りを

「楽しみ」ながら、

子どもの成長を感じられる瞬間に

出会うため、

腕を磨いていきたいです♪♪

 

一日一回、テーマを決めて

投稿します。

フラっと立ち寄って、

「元気」を受け取ってもらえると嬉しいです。

びぽじブログ=Be Positiveブログ

前向きな発信を続けていきます♪♪