トラブルが
起きたときは
成長のチャンス
若いとき、
トラブルの対応が
うまくできず、
ベテランの先生が上手に
対応しているのを見て
どうやっているんだろう??
と思っていました。
経験を重ね、
トラブルの対応には、
ある鍵があることに
気付きました。
それは、
双方が納得できる
ということです。
よく失敗する一つに、
片方の意見ばかりを
取り上げて、
両者の意見を
聞かないということです。
例を挙げて紹介します。
【よくない対応例】
Aくん:先生、Bくんが悪口を
言ってきました。
先生:(えっ、それはBくんに
すぐ指導しないと)
先生:Bくん、悪口を言ったんだって?
やめなさい!!
【よりよい対応策】
Aくん:先生、Bくんが悪口を
言ってきました。
先生:(えっ、それはBくんにも
話を聞いてみよう)
先生:Bくん、Aくんから
話を聞いたんだけど、
悪口を言ってしまったんだって?
何か困ったことがあったの?
Bくん:実は、
Aくんが急に手を出してきて・・・
先生:そうかぁ。
原因があったんだね。
火のないところに
煙は立たない
ということわざがあるように、
たいてい、
喧嘩が起こったときには、
何か原因があり、
一方的でないことが多いです。
まずは、Aくん、Bくんの話を
じっくりと聞き、
それぞれの
思いを受け止めることが
大切です。
一人一人を呼んで、
事実をすり合わせていく。
この段階を必ず踏みます。
両者の言い分から
すれ違いがある場合は、
周りで見ていた子の意見も
聞きます。
事実は
どうだったのか・・・
ここの把握がポイントになります。
お互いの話を十分に
聞き、
嫌だなと思った気持ちに
共感すると、
子どもは素直に嫌だったことを
伝えてくれます。
そこで、次の質問を投げかけます。
「○○という事が嫌だったね・・・
じゃあ、自分がいけなかったなって
思うところはどこかな?」
すると、
子どもは語り始めます。
「手を出してしまったところ・・・」
「悪口を言ってしまったところ・・・」
素直に振り返れた心を
たくさん認め、
「どうしたらいいかな?」と
問いかけます。
「謝りたい・・・」
こんなやり取りを経て、
初めて両者を一緒に集めて
互いの気持ちを伝え合わせます。
「○○をしてしまって、
ごめんね・・・」
こうして、
子どもは人と人との
関係を学んでいきます。
よいことも
よくないことも
子どもの成長の
チャンスと捉え、
真正面から向き合い、
よりよい解決策、方向を
一緒になって
考えること・・・
そして、
この後は必ず2人のことを
見守り、
温かく関わっているときに
すかさず声をかける!
これに尽きます。
学校に限らず、
兄弟間の喧嘩も同じなのでは
ないでしょうか。
決して感情的にならず、
冷静に!
余裕がなくなってくると
難しいですよね・・・
だからこそ、
日頃から自分の中での
器量を大きく
磨いていきたいです♪♪
一日一回、テーマを決めて
投稿します。
フラっと立ち寄って、
「元気」を受け取ってもらえると嬉しいです。
びぽじブログ=Be Positiveブログ
前向きな発信を続けていきます♪♪