計算はそこそこできるのに、漢字に大苦戦!!
何度も書いて覚えているのに、テストになると忘れている。
ドリルをやっても、イライラして手が止まってしまう。
そんな子ども達をたくさん見てきました。
自分に合った漢字学習の方法って何だろう?
それがなかなか見つからず、迷いながらもただひたすら書きまくる!
その結果、
子どもにとって「ただ書くだけの勉強」は、退屈でつまらないものに。
しかも、「できない」「わからない」という気持ちが重なると、どんどん“苦手意識”が育ってしまう。
負のスパイラルに陥ってしまうケースも少なくありません。
でも、ちょっとした工夫で
「漢字って意外とおもしろい!」
「気づいたら覚えてた!」
そんな状態をつくることは可能です。
今回は、親子で無理なくできる“漢字を得意にする小さなしかけ”を5つご紹介します!
なぜ「しかけ」が必要なの?
「覚えるぞ!」と気合いを入れても、子どもの脳はプレッシャーを感じると学習効率が下がってしまいます。
逆に、「なんか楽しい」「気づいたら覚えてた」そんな体験の方が、記憶に残りやすいんです。
だからこそ、“書いて覚える”だけじゃなく、日常の中でさりげなく漢字に触れる「しかけ」が大切。
苦手な子ほど、「自然に・楽しく・無理なく」関われる工夫をしていきましょう。
家でできる!漢字が得意になる“小さなしかけ”5選
① 好きな本に触れる時間をつくる
勉強ではなく、「物語」や「絵」や「知識」を楽しむ中で、たくさんの漢字に自然と出会うことができます。
▶おすすめは、
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児童向け小説(学年に合ったもの)
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漫画(学習系でもOK!)
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図鑑(興味のあるジャンルを選ぶ)
読書タイムを習慣化することで、意味や使い方を“文の中”で学べるのがポイントです。
② 手作り漢字ポスターを貼る
リビングやトイレ、冷蔵庫など、よく目にする場所に「漢字ポスター」を貼っておくと、視覚的な記憶が育ちます。
子どもが自分で書いて作ると、より記憶に残りやすい!
おすすめの貼り方:
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「今日の漢字」「今週の5文字」などテーマを決める
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絵や読み方、使い方の例も書き込むと◎
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見えやすく・飽きない工夫を♪
③ 家族で「今日の漢字クイズ」
勉強っぽくなくてもOK!
ご飯中やお風呂の時間に、家族で出し合ってみましょう。
例:
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「木へんの漢字、3つ言える?」
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「“はしる”って、どんな漢字だった?」
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「“学校”の“校”ってどこで使う漢字?」
ちょっとした遊びが、記憶の引き出しを開けるトレーニングになります。
④ 漢字ビンゴやかるたで遊ぶ
週末などの遊び時間におすすめなのが、「漢字ビンゴ」「漢字かるた」などのゲーム。
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100均にもある漢字カードを使う
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オリジナルで作ってもOK
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笑いながら覚えると、記憶にしっかり残る!
「勉強=楽しくない」イメージを変えるチャンスです。
⑤ メッセージカードやメモに漢字を使う
普段の生活の中で、親からのメッセージに漢字を自然に使うのも◎。
例:
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「おやつは冷蔵庫にあるよ」
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「手を洗ってからご飯にしよう」
親の字にふれる機会も、子どもにとっては立派なインプット。
生活の中で“生きた漢字”に触れる機会を増やすことが大事です。
無理なく続けるコツは?
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すべてをやろうとせず、「できそう」「おもしろそう」なものから。
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子どもの反応を見ながら、無理なく続けられる工夫を。
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失敗しても大丈夫!「ちょっとずつ」でOKです。
一番のコツは、「これって勉強?」と思わせないものを日常の中に混ぜていくこと。
子どもが、漢字に興味をもつ種を蒔くことで、自分から漢字を学ぶ習慣が自然と育っていきます。
厳選おすすめアイテム
『漢字はかせ』
「へん」と「つくり」を合わせて漢字を完成させるゲーム。遊びながら「こんな漢字もあったんだ~」と楽しく漢字に触れることができます。週に1回、親子で一緒に、漢字で遊ぶ時間を作るのがオススメです!
おわりに:
“苦手”を“ちょっと好きかも”に変えるのは、日常の中の小さなしかけ。
そして、それを一番つくれるのが、親なんです。
テストの点数や覚える量だけに目を向けず、
「今日も楽しそうだったな」「昨日よりちょっと書けてるな」
そんな変化を見つけてあげてください。
まずは1つ、今日から始めてみましょう♪
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