TeaTime∞

Tea Timeの可能性は無限∞ 

世の中を紐解く鍵 著書『具体と抽象』より

面白い本に出会いました。

『13歳から鍛える 具体と抽象』

著者:細谷 功

東洋経済新報社

から出版されている本です。

今日は、その一部を紹介します。

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具体と抽象には、

どのような違いがあるでしょうか?

具体

・一つ一つの個別のもの

・目に見えるもの

・直接触られるもの

・絵に描けて、写真に撮れるもの

 

抽象

・「まとめて一つにした」名前

・目に見えないもの

・直接触れないもの

・絵に描けず、写真に撮れないもの

 

例を挙げると、

トマト、にんじん、

じゃがいも、きゅうり・・・

これらは、全て「具体」です。

一方、

これらを一つのまとまりに

分類すると、野菜ですね。

これが、「抽象」です。

世の中のあらゆるものが、

「具体と抽象」の考え方で

分類することができます。

これを「歴史」に置き換えて

考えてみると・・・

「歴史」を学ぶ意義は、

過去に起こった歴史について、

「抽象」レベルで流れや関係性を

見ることによって教訓を導き、

現在や未来に応用する

ことにあります。

いつ、どこで、どんな出来事が

起こったか?

ひたすら暗記する学習は、

「具体」の段階でしか

捉えていません。

過去の歴史的な出来事が

点と点で結びつき、

線となって、

新しい時代へと進んでいきます。

いろいろな

諸課題に対して

先人たちは、

どのように立ち向かい、

どのように

切り拓いてきたか・・・

それを考えていくことが、

歴史を学ぶ意義

になります。

大河ドラマなどを見ていても、

今につながる知恵を

発見できるときがあります。

過去と今をつなぐ見方こそ、

抽象化されたものとなります。

別の例を挙げると、

「受験勉強」をするときに、

過去問を解くとよいと言われます。

これはまさに、

「出題傾向」を

つかむためです。

どれくらいの問題量で、

難易度はどの程度で、

時間配分はどんな感じか・・・

過去数年にさかのぼって、

過去問に取り組むと、

点と点がつながり、

線となって問題パターンが

見えてきます。

こうして、

試験に臨むことで

よい結果を生むことに

つながるのです。

「具体と抽象」の見方を

日常生活のあらゆる場面に

生かすことで、

より深いモノの捉え方が

できるのではないでしょうか?

 

一日一回、テーマを決めて

投稿します。

フラっと立ち寄って、

「元気」を受け取ってもらえると嬉しいです。

びぽじブログ=Be Positiveブログ

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